七久里神社はだか祭り |
一般的な夏の花火大会が終わったこの時期、飯田下伊那には実に豪快で、ある意味クレイジーな花火のお祭りが行われます。 その一つが飯田市山本地区で昨晩行われた「七久里神社秋季例祭」通称「はだか祭り」です。 南北朝の皇子宗良親王をなぐさめるために始まったとされているお祭りなのですが、この祭り一般の祭りとは一味違います。 地区の7集落がそれぞれ神社でお参りをしたあと、境内で大三国と仕掛け花火が奉納されるのですが、この時に集落から選ばれた、ほぼ裸の姿にしめ縄を巻いた青年が燃え盛る花火の火の粉の下で10kgある大桶を頭上で振りながら舞うんです!! (ナレーションの方いわく、「ふってふって振りまくります!!大変名誉なことです!!」とのこと) そして更に周りでは巨大な日章旗が振り回され、酔った「きおい」の衆が駆け回り大変な騒ぎです!! 花火は弾けるたびに雨のように火の粉が降り注ぎ、多いときは樽の青年が見えなくなるほど…。 もちろん近くで撮影している人も、もれなく火の洗礼を受けます。 私も、ちゃんとタオルで武装していったのに今も頭がヒリヒリしています^^; まるで相撲の横綱か、土佐犬のようなしめ縄姿の若者が、降り注ぐ火の粉の中で必死に樽を振る姿は 迫力があり、全国からも多くのカメラマンの方が来ていました。 なんとも豪快で勇ましい祭りでその迫力に夢中にっているうちに、気がつけば3時間以上。 最後の「大三国」まであっという間に過ぎてしまっていました(^^) 飯田下伊那の、こういった花火系の勇壮な祭りは、10月に清内路村の手作り花火もあります。 こちらは、長野県の無形民俗文化財ですが現在一般の人が見学できるのは10月7日の下清内路だけです。 興味のある人は、火の粉がかからないように厚着して、頭もガードして、夜は寒いので防寒もして気をつけて行ってみてください(*^_^*) 千草(三国花火…竹筒に火薬を充填して、孔から噴かせる噴き出し花火。 火花を十メートル余噴き上げて爆ぜる。飯田下伊那の祭りでは欠かせない花火です。) |
by ikpm
| 2007-09-30 02:42
| 飯田下伊那の伝統芸能、イベント
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