伊那谷四座 今田人形 |
私たちの住んでいる飯田市を含んだ地方、伊那谷には現在四つの人形座が活動を行っています。 現在残っているこの四座を中心に、過去、現在、様々な人形座を支えてきた多くの方々の情熱が川本先生の心を動かし、こんな信州の片田舎に人形を置いてくださる事になりました。 詳しい先生のお気持ちは、人形美術館HPの寄贈メッセージをご覧頂くと お分かりいただけますが、今回はそんな人形座の一つ「今田人形座」さん を御紹介させていただきます。 飯田市龍江で活動している今田人形座さんは、1704年(宝永元年)から続く人形座さん、国の選択無形民俗です。 この人形座さんの大きな特色としては、伝統的な人形浄瑠璃の演目だけに留まらず、現代的なオリジナルの演目を持っていることがあります。 昭和58年初演の「小太郎物語」は長野県の民話を素材にした作品で、子どもも歌える歌がちりばめられていますし、昭和31年には「夕鶴」が上演されています。 また地域の中で、かしら、手、足を作るなど、人形浄瑠璃を支える人の育成にも力を入れいて、 若手を中心とした「ジュニア座」、地元竜峡中学校の「中学座」が作られ、後継者育成や様々な場所での公演も行われています。 個人的に私のオススメはローソク公演(*^_^*) 次回は10月13日、本祭りの前日にあります。 電気が無い時代、夜に人形をみるとしたらこんな雰囲気だったのではないでしょうか。 揺れるローソクの炎で独特の迫力があって、個人的に本当にオススメですよ♪ 秋の観光がてら、その地に息づいてきた人形浄瑠璃を観賞するのも、芸術の秋かもしれませんね(^^) 千草 (情報に間違いがあり訂正させていただきました。) 写真は絵本太功記から、光秀の子、十次郎と婚約者初菊。 絵本太功記は「本能寺の変」前後の明智(武智)光秀の物語です。 今後の活動予定 大宮八幡宮秋季祭礼 ローソク定期公演 10月15日 19時~ 今田人形の館 大宮八幡宮秋季祭礼 ローソク定期公演 10月13日 19時~ 今田人形の館 大宮八幡宮秋季祭礼本まつり 10月14日 13時~ 今田人形の館 伊那人形芝居公演 2007年11月18日 10時~ 黒田人形浄瑠璃伝承館 |
by ikpm
| 2007-09-05 13:15
| 飯田下伊那の伝統芸能、イベント
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