伝統の盆踊りと飯田下伊那の祭り |
まず最初に、今日のブログ伝統芸能や祭りに興味の薄い方にはちょっと 読みずらい内容です。スミマセンm(__)m 昨日は飯田市の隣の阿南町で「新野の盆踊り」を見てきました。 この盆踊り、国の重要無形民俗文化財です。 人形浄瑠璃以外にも飯田下伊那地方には、数多くの伝統芸能や独特の祭りがあります。 この盆踊りも、地区の家々の精霊供養の信仰が強く残っていて独特の形式を残しています。 ちなみに、写真を見てお分かりいただけたと思いますが朝です。 お盆の三日間、毎晩踊られていて、楽器を使わず声のみで音頭を取り7種類の踊りを行います。 そして17日の朝、「ナンマイダンボ」と唱えながら「踊り神送り」の列が 切子灯籠(その年にお亡くなりになった新精霊)を神社に送りますが、道では踊り手が輪を作って踊り、進行を妨げます。 妨げられながらも行列は進み、最後には行者による祈りの後、切子灯篭が焼かれ精霊が送られます。 そして、精霊を送ったら、後ろを振り向かないで秋唄を唄いながら帰ります。 7種類の踊りの中でも「能登」という踊りは、霊送りの為のに特別な曲で、今までの踊りから急に独特な テンポに変わり、踊りも激しく大きな動きのものに変わります。 でも、この7種類以外にも、生きている祭りの為か曲が加わっているところがあって、今回は都都逸の一節とかが歌われてビックリしました。 新野の皆さんが本当にこの祭りを大事にして、楽しんでいるのが伝わってくる、そんなお祭りでした。 この時期、同じ阿南町内の和合地区では「和合の念仏踊り」がありましたし、第四日曜日には人形浄瑠璃の伊那谷四座の一つ「早稲田人形」の上演があります。 この早稲田人形さんは四座の中でも、人形本来の神に奉仕する精神が濃厚に残っている事で知られています。 そして今後も、飯田下伊那では人形浄瑠璃や手作り花火奉納、村民歌舞伎や湯立神楽、獅子舞など 季節ごとに様々な祭りや文化を楽しめます。 そういった祭りに興味のある方は、ぜひ訪れてみてくださいね。 ちなみに今年は、川本先生も瑠璃寺の獅子舞を見たそうで、楽しかったそうですよ♪ 千草 |
by ikpm
| 2007-08-18 03:16
| 飯田下伊那の伝統芸能、イベント
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